二次関数グラフの平行移動

$f(x)=y=x^2+2x+3をx軸の方向に5平行移動すると$

$g(x)=y=(x-5)^2+2(x-5)+3になる。$

なぜか?

考え方1

$移動先g(x)上の任意の点(x,y)をx軸に-5平行移動した点は$

$(x-5,y)であり、この点はf(x)上の点でもある。$

$グラフ上の任意の点はそのグラフの方程式を満たすから、$

$f(x)の方程式のxに(x-5)を代入するとy=(x-5)^2+2(x-5)+3が成り立つ。$

考え方2

$例えば、f(x)上の点(0,3)はx軸方向へ5平行移動したものであるから$

$移動先のg(x)上では(5,3)である。$

$xの値が5増えてもyは3を維持している。$

$x=5のときx^2とxの項の値が0になるように立式するとyの値は3を維持できる。$

$即ち、x^2乗の項を(x-5)x^2、xの項を2(x-5)にすることでx=5のとき$

$これら2つの項は0になりy=0となる。$

Aさん質問

1(1)

$f(x)=y=x^2-2x+26-①$のグラフを原点に関して対称移動したグラフを$g(x)$、$f(x)$上の任意の座標を$(X,Y)$、$(X,Y)$を原点に関して対称移動した$g(x)$上の座標を$(x,y)$とする。

座標を原点に対して対称移動すると符号が入れ替わるので、$x=-X, y=-Y$であるが、$X=-x, Y=-y$と表すこともできる。

ここで、$(X,Y)$は$f(x)$上の座標であることから、$(X,Y)$の代わりに$(-x,-y)$を①の式に代入しても等式は成り立つ。

即ち$-y=(-x)^2-2(-x)+26$。

整理して、$g(x)=y=-x^2-2x-26$

別解

$f(x)=y=x^2-2x+26=(x-1)^2+25$であるから頂点は$(1,25)$であり原点について対称移動すると$(-1,-25)$。

$(-1,-25)$を頂点とし、$x^2$の係数が$-1$であるグラフは、$y=-(x+1)^2-25=-x^2-2x-26$

(2)

$g(x)$を$x$軸方向に$\displaystyle-\frac{1}{2}$移動したグラフを$h(x)$、$g(x)$上の任意の座標を$(X,Y)$、$(X,Y)$を$x$軸方向に$\displaystyle-\frac{1}{2}$移動した$h(x)$上の座標を$(x,y)$とする。

$X-\displaystyle\frac{1}{2}=x$より、$(X,Y)=(x+\displaystyle\frac{1}{2},y)$であり、$(X,Y)$は$g(x)$上の座標であるから、

$g(x+\displaystyle\frac{1}{2})=h(x)=-(x+\displaystyle\frac{1}{2})^2-2(x+\displaystyle\frac{1}{2})-26$が成り立つ。

整理して、$h(x)=-x^2-x-\displaystyle\frac{1}{4}-2x-1-26$

$=-x^2-3x-\displaystyle\frac{109}{4}$

別解

$移動先のグラフの任意の点を(x,y)とすると、$

$移動元の座標は(x+\displaystyle\frac{1}{2},y)である。$

この座標は、

$y=-x^2-2x-26$

上の座標であるから、

$y=-(x+\displaystyle\frac{1}{2})^2-2(x+\displaystyle\frac{1}{2})-26が成り立つ。$

$※グラフ上の任意の座標はそのグラフの方程式を満たす$

$(=変数に代入すると等式が成り立つ)$

(3)

$I(x)=y=x^2+3x+12=(x+\displaystyle\frac{3}{2}x)^2+\displaystyle\frac{39}{4}$から最小値は$\displaystyle\frac{39}{4}$

また、$h(x)=y=-(x^2+3x)-\displaystyle\frac{109}{4}=-(x+\displaystyle\frac{3}{2})^2-25$から最大値は$-25$

$-25$と$\displaystyle\frac{39}{4}$の中点は$(-25+\displaystyle\frac{39}{4})×\displaystyle\frac{1}{2}$

$=-\displaystyle\frac{61}{8}=a$

軸が$x=2$である放物線は$y=a(x-2)^2+b$

したがって、$0=9a+b$かつ$10=4a+b$

∴ $a=-2, b=18, c=-2×4+18=10$

グラフは下に凸だから$f(0)$が最小値になるのは、軸$x=-\displaystyle\frac{a}{2}≦0、即ちa≦0$のとき。

$y=(x+1)^2-3=x^2+2x-2$

(1)

$f(x)=x^2-ax-a^2=(x-\displaystyle\frac{a}{2})^2-\displaystyle\frac{5a^2}{4}$ (0≦x≦4)

軸は$x=\displaystyle\frac{a}{2}$

$\displaystyle\frac{a}{2}<0$、即ちa<0のとき、最小値$f(0)=-a^2$

$0≦\displaystyle\frac{a}{2}≦4$のとき、即ち$0≦a≦8$のとき、$f(\displaystyle\frac{a}{2})=\displaystyle\frac{5a^2}{4}$

$\displaystyle\frac{a}{2}>4$、即ちa>8のとき、最小値$f(4)=-a^2-4a+16$

(2)

$\displaystyle-\frac{a}{2}<2$のとき、即ち$a>-4$のとき、最大値$f(4)=-a^2-4a+16$

$\displaystyle-\frac{a}{2}=2$のとき、即ち$a=-4$のとき、最大値$f(0)=f(4)=-16$

$\displaystyle-\frac{a}{2}>2$のとき、即ち$a<-4$のとき、最大値$f(0)=-a^2$

よって、与えられた条件から最大値が11になるのは$-a^2-4a+16=11$のとき。

$a^2+4a-5=0$を解いて$a=-5,1$

$3y^2=2-2x^2$

$y^2≧0であるから2-2x^2≧0より2(x-1)(x+1)≦0、即ち-1≦x≦1$

$x^2+x+3y^2$

$=x^2+x+(2-2x^2)$

$=-x^2+x+2$

$=-(x-\displaystyle\frac{1}{2})^2+\displaystyle\frac{9}{4}$

$x=\displaystyle\frac{1}{2}のとき最大値\displaystyle\frac{9}{4}$

$x=-1のとき最小値-1-1+2=0$]

$y=a(x^2-6x)+5a+6$

$=a(x-3)^2-4a+6$

題意より、

$-4a+6=-6$

$a=3$

このとき、$y=3x^2-18x+21$

$x軸との交点をα,βとするとα+β=6, αβ=7-①。$

このグラフがx軸から切り取る部分の長さは、

交点間の距離に等しく$\sqrt{(α-β)^2}$である。

$\sqrt{(α-β)^2}$

$=\sqrt{(α+β)^2-4αβ}$

$=\sqrt{6^2-4\cdot7}$

$=\sqrt{8}$

$x^2+2ax+6a=0の判別式はa^2-6a=a(a-6)$

$この方程式が実数解を持つのはa(a-6)≧0、即ちa≦0, a≧6のとき。-①$

$この方程式が実数解を持たないのはa(a-6)<0、即ち0<a<6のとき。-②$

$一方、x^2-2ax-5a+6=0の判別式はa^2+5a-6=(a+6)(a-1)$

$この方程式が実数解を持つのは(a+6)(a-1)≧0、$

$即ちa≦-6, a≧1のとき。-③$

$この方程式が実数解を持たないのは(a+6)(a-1)<0、$

$即ち-6<a<1のとき。-④$

どちらか一方だけが実数解をもつのは①かつ④または②かつ③のとき、

$即ち-6<a≦0, 1≦a<6のときである。$

$f(x)=x^2-2ax-aとすると、$

$①D>0, ②f(-1)>0, ③f(1)>0, ④-1<軸<1が同時に成り立つ。$

$なお、②③が成り立つ理由は、-1<x軸との交点<1だから。$

$D/4=a^2+a=a(a+1)>0からa<-1, a>0-①$

$f(-1)=1+2a-a=a+1>0からa>-1-②$

$f(1)=1-2a-a=-3a+1>0からa<\displaystyle\frac{1}{3}-③$

$-1<a<1-④$

$①②③④から、0<a<\displaystyle\frac{1}{3}$

傾きが1で、

$(5,0)を通る直線はy=x-5$

$(1,0)を通る直線はy=x-1$

$y=-x^2+6x-5とy=x+mが接する条件は、$

連立方程式の判別式が0になることであるから、

$-x^2+6x-5-x-m=-x^2+5x-5-m=0$

$x^2-5x+5+m=0よりD=25-20-4m=0$

$即ちこのときm=\displaystyle\frac{5}{4}$

$図から2点で交わるようなmの値は、$

$-5<m<-1, m>\displaystyle\frac{5}{4}$

10

$方程式x^2-2ax-3a+4=0の解の一つが-1であることから、$

$1+2a-3a+4=0からa=5$

$このとき方程式はx^2-10x-11=0となる。$

$解と係数の関係から、-1+もう一つの解=10であり、$

イは11であることがわかる。

$f(x)=x^2-2ax-3a+4$とすると、

$f(x)≦0が解を持たないのはf(x)の最小値が0より大きいときであるから、$

$f(x)=(x-a)^2-a^2-3a+4から-a^2-3a+4>0$

$a^2+3a-4=(a+4)(a-1)<0、即ち-4<a<1のときである。$

$|x|≦1、即ち-1≦x≦1を満たす実数xがすべてf(x)≦0を満たすためには$

$-1≦x≦1がf(x)≦0を満たす解の内側に(境界線を含めて)$

$収まっているときであるから$

$f(-1)≦0, f(1)≦0のときである。$

$f(-1)=1+2a-3a+4=-a+5≦0よりa≧5-①$

$f(1)=1-2a-3a+4=-5a+5≦0よりa≧1-②$

$①②から5≦a $

相似2025.12.14

仮定 ∠ABD=∠ACB, AD=AE

BEを求めなさい。

$⊿ABD∽⊿ACB$(角についての仮定と∠BAD共通)より、

$AB:AC=12:18=2:3=AD:AB=AD:12$

このことから、AD=8=AE, CD=10$

また、$⊿ABE∽⊿BCD$より、

$AE:BD=8:(11+BE), BE:CD=BE:10$

このことから、$BE^2 +11BE-80=0$

$(BE-5)(BE+16)=0$

$BE>0$から$BE=5$

令和7年度秋田県公立高等学校入学者選抜 学力検査問題 数学 大問1~2解説

1

(1)

$-2\times(4-7)$

$=-2\times(-3)$

$=6$

(2)

$5a+2b-2(3a-b)$

$=5a-6a+2b+2b$

$=-a+4b$

(3)

x を2倍して3を加えた数は$2x+3$であり、$y$はこの数$2x+3$より大きいから、

$y>2x+3$

(4)

a について解くとは、aを左辺、a以外の項を右辺に移項した後で、aの係数で両辺を割り$a=ほにゃらら$の形にすることである。

$4a+5b=8$

→ (移項)$4a=-5b+8$

→ (aの係数4で両辺を割る)$a=\displaystyle\frac{-5b+8}{4}$

→ (8は4で割り切れるので次のように回答してもよい)$a=-\displaystyle\frac{5}{4}b+2$

(5)

$\displaystyle\sqrt{18}-\frac{4}{\sqrt{2}}$

$=\sqrt{2\times3^2}-\displaystyle\frac{4\sqrt{2}}{\sqrt{2}\sqrt{2}}$

$=3\sqrt2-\displaystyle\frac{4\sqrt{2}}{2}$

$=3\sqrt2-2\sqrt2$

$=\sqrt2$

(6)

$\begin{eqnarray} \left\{ \begin{array}{l} 3x + y = 5 -①\\ x – 2y = 11 -②\end{array} \right. \end{eqnarray}$

$①×2+②$

$6x+2y=10$

+

$x-2y=11

$7x=21$

$x=3-③$

③を①に代入して

$3\times3+y=5$

$y=5-9=-4$

∴ $\begin{eqnarray} \left\{ \begin{array}{l} x = 3\\ y = -4\end{array} \right. \end{eqnarray}$

(7)

$3x^2-x-1$は因数分解できないので、$3x^2-x-1=0$の解は解の公式を使い、

$\displaystyle =\frac{1±\sqrt{1-4\times3\times(-1)}}{2\times3}$

$\displaystyle =\frac{1±\sqrt{13}}{6}$

(8)

$x^2-2x-3$は$(x-3)(x+1)$と因数分解できる。これに$x=1+\sqrt{5}$を代入して、

$(1+\sqrt{5}-3)(1+\sqrt{5}+1)$

$=(\sqrt{5}-2)(\sqrt{5}+2)$

$=5-4=1$

(9)

碁石をよくかき混ぜるとは、50個の碁石を抽出する前後で全体の碁石の数(白い碁石と黒い碁石を足した数)の中に占める黒い碁石の数の割合が変わらないといいうことである。

白い碁石の数を$x$個とすると、50個の碁石を抽出する前の黒い碁石の全体に占める割合は$\displaystyle\frac{100}{x+100}$、また抽出後の黒い碁石の全体に占める割合は$\displaystyle\frac{7}{50}$であるから、

$\displaystyle\frac{100}{x+100}=\frac{7}{50}$が成り立つ。

$7(x+100)=50\times100$

$7x=5000-700$

$\displaystyle x=\frac{4300}{7}≒614≒610$

(10)

(11)

PQ、QRとABとの交点をそれぞれS、Tとすると、∠ASP=65°=∠QSB、

∠QSB+∠Q=65°+60°=125°=∠ATR(外角定理)=x+∠B=x+90°

∴ $x=125°-90°=35°

(12)

ガラス玉4個の体積は、

$\displaystyle \frac{4・3^3・π}{3}・4$

$=16・9π$

水面の上昇を$x$cmとすると以下の等式が成り立つ。

$8^2π・x=8・2・4π・x=16・9π$

$\displaystyle x=\frac{9}{4}$

したがって、容器の底から水面までの高さは、

$10+\displaystyle \frac{9}{4}$

$=\displaystyle \frac{49}{4}$

2

(1) 不正解数は$20-x$と表すことができるから、

$10x-5(20-x)$

(2)

ア $n+1$

イ $n+2$

ウ n+n+2=2n+2=2(n+1)

n +1は真ん中の整数だから,2( n +1)は真ん中の整数の2倍である。

(3)

①点Aを中心とし、BCの一部を弦に持つ円を描く。

②①で描いた円とBCとの二つの交点から等距離にあるAとは反対側の任意の交点を描き点Dとする。

③ADとBCとの交点をPとする。

(4)

ア $a<0,b>0$ |a|>|b|のときは負 ×

イ 負-正で必ず負になる ×

ウ 正-負で必ず正になる 〇

エ 負×正で必ず負になる ×

A(4,3) B(0,1)を通るから、

$y=\displaystyle \frac{3-1}{4-0}(x-0)+1$

$y=\displaystyle \frac{1}{2}x+1$

二次関数の最大値と最小値の場合分けについて

グラフが下に凸の場合です。上に凸の場合は最大値を最小値、最小値を最大値と読み替えます。

最大値

最大値は、軸と区間中点との位置関係で場合分けし、軸から最も離れた区間内のXの値に対応する Y の値を求める。

① 軸が区間中点の左側にある場合は、区間始点より終点の方が軸からより離れているため、区間終点のXの値に対応するYの値が最大値になる。

② 軸が区間中点と一致する場合は、軸からの距離が区間始点と終点双方とも同じであるからこれら双方のXの値に相当するYの値が最大値になる。

③ 軸が区間中点の右側にある場合は、区間終点より始点の方が軸からより離れているため、区間始点のXの値のときのYの値が最大値になる。

最小値

最小値は、軸が区間に含まれるか否かで場合分けする。

① 軸が区間に含まれる場合は頂点のY座標が最小値である。

② 軸が区間外にある場合は軸に最も近い区間内の X の値に対応する Y 座標が最小値である。